一発屋ではなかったアラジン・グレート高原
今年のブームとして「おバカタレント」が上げられる。ケペルは民放のクイズ・バラエティ番組は見ないので何も知らなかったが、「クイズヘキサゴン」で珍回答をする若手タレントに人気が集った。羞恥心(上地雄輔、野久保直樹、つるの剛士)とPabo(木下優樹菜、里田まい、スザンヌ)がユニットを組み、さらに2つが結合したユニットを「アラジン」というそうだ。
それにしても「アラジン」というグループは懐かしい名前である。「アラジン」といえば、昭和56年、「完全無欠のロックンローラー」がポプコンおよび世界歌謡祭でグランプリを受賞し、ヒットした。アラジンのボーカル・グレート高原(本名・高原茂仁)はシンガーソングライターだったが、奇妙な才能がうかがえた。楽曲は当時のツッパリブームを戯画化した風変わりなもので珍品に属するものだった。だがその後ヒットは続かず、アラジンは解散し、一発屋に終った。グレート高原は高原兄と改名して冨山で社長をしながら、地道な音楽活動を続けていたらしい。高原は羞恥心に「羞恥心」「泣かないで」「弱虫サンタ」などを作曲し、今年次々とヒットを連発した。高原はやはり才能豊かなビックでグレートな人だった。
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