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2008年11月13日 (木)

木魚の割れ目で思い出す

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ローマの奴隷市場 ジャン=レオン・ジェローム画 1884年

   最近、街で見かける若い娘さんのぴったりとしたズボン姿に目のやり場に困る思いをされる男性もさぞかしおられることだろう。たとえば階段やエスカレーターなどで女性のお尻が目の前にくることもある。小心者のケペルはドキドキの通勤タイムである。「浮世を忘れた坊主でさえも木魚の割れ目で思い出す」という唄があるが、洗濯する女の白い脛に惑わされた久米の仙人の話や、旧約聖書のダビデ王がバテシバの入浴姿に欲心を生じた話など古来枚挙にいとまない。明治の教育家・狩野亨吉(1865~1942)は、死後、蔵書の中から多数の浮世絵、春画、芸妓などの資料が出てきた。生涯独身であった彼だが、学術的資料収集のためであるのか性的好奇心であるのはわからないが、女性への関心はいつの世も不滅であることを知らされる話である。

   本日の夕刊によると、女性のお尻を携帯電話のカメラで撮影したことに対して「下品でみだらな行為」として条例で禁ずる「みだらな言動」にあたる逆転有罪が確定した。これに対して、のぞき見などの行為とは質的に異なるとして卑猥との印象は抱けない、という反対意見もあったようだ。なにが「卑猥」であるかの一定のガイドラインが明らかではない。このように裁判官の判断も分かれるし、とくに性的犯罪に対しては個人個人の感情に左右されやすいものである。裁判員制度導入などでこの種の案件があれば司法判定にブレが生ずるかもしれない。スカートの中を盗撮したとか、トイレを撮影したとか明らかな犯罪行為であるが、今回の判決で、ズボン姿の1~3メートルの距離からの無断撮影が有罪となったことで、現代の男性には自分の弱い心と打ち勝たなければならない日々が続きそうだ。ケペルは携帯電話も持っていないが、とにかく女性のお尻にはご用心を!

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