無料ブログはココログ

« ラ・ロシュフコオ「箴言と考察」 | トップページ | 産業革命kの功罪 »

2008年11月29日 (土)

枕草子・冬はつとめて

Photo

冬はつとめて。雪の降りたるはいふべきにもあらず、霜のいとしろきも、またさらでもいと寒きに、火などいそぎおこして、炭もてわたるもいとつきづきし、昼になりて、ぬるくゆるびもていけば、火桶の火もしろき灰がちになりてわろし。

(口訳)冬は早朝があわれふかい。雪の降っているときの面白さはいうまでもない。霜などがたいへん白く、またそうでなくても、非常に寒い朝、火などをいそいでおこして、炭火を持ってゆくなど、冬の情感にぴったりである。もっとも、昼になって、寒さがやわらいでくると、火鉢の火も白く、灰がちになっている、などというのは、つまらないけど。

    「枕草子」という名称が今日もっとも流布しているが、そのはじめは、はっきりした題名がなかった。中古文学の権威である田中重太郎(1917-1987)などはその著書のほとんどは「枕草子」ではなくて「枕冊子」と題している。

枕草子参考文献:北村季吟「枕草子春曙抄」、武藤元信「枕草子通釈」「清少納言枕草子別記」、金子元臣「枕草子評釈」、関根正直「枕草子集註」、小西甚一「通訳枕草子新釈」、井上慎二「清少納言伝記攷」(畝傍書房)「枕草子」(研究社)、池田亀鑑「枕草子に関する論考」(目黒書店)、田中重太郎「清少納言枕冊子の研究」(1947)、「新講枕冊子」(むさし書房)、「校本枕冊子」(古典文庫)、「枕冊子本文の研究」(初音書房)、「枕草子評解」、「清少納言枕冊子研究」(笠間書院)、「枕冊子全注釈」全5巻(角川書店)、「校注枕冊子」(笠間書院)、伴久美「枕草子要解」。

« ラ・ロシュフコオ「箴言と考察」 | トップページ | 産業革命kの功罪 »

「日本文学」カテゴリの記事

コメント

One admits that life seems to be not very cheap, nevertheless different people need cash for different stuff and not every man gets enough money. So to receive fast credit loans or just secured loan would be a right way out.

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« ラ・ロシュフコオ「箴言と考察」 | トップページ | 産業革命kの功罪 »

最近のトラックバック

2017年3月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31