幕末の尾張藩
幕末のドラマを見ていても名古屋の話はほとんど出てこない。
美濃国高須藩主・松平義建の次男として生れた徳川慶勝(1824-1883)は、第14代尾張藩主となる。第一次長州征討では征長総督となるも、慶応2年、第2次長州征伐では拒否して幕府不信を表明する。尾張藩は幕府に近い立場のため藩論は二分したが、慶応4年1月の青松葉事件といわれる佐幕派弾圧により、戊辰戦争では官軍の一軍として幕府軍と戦った。尾張徳川家を代表する慶勝にとって、対立する幕府方の将軍・徳川慶喜が従兄弟、徳川茂徳(一橋茂栄)、松平容保(会津藩主)、松平定敬(桑名藩主)は実弟であった。もし尾張藩と桑名藩が連合して官軍と戦わば、日本はどのようになっていただろう。幕末の尾張藩の決断は維新史に大きいものがある。
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