ペ・ヨンジュンの立ち居振る舞い
茶の湯の世界では、よく真・行・草という言葉が使われる。これは本来、書道の筆法で楷書(真に相当)・行書・草書という三種の筆法からきたものである。真は端正な楷書で正格、草は型にとらわれず自由に崩した風雅な形、行はその中間を示す。塩月弥栄子によると、おじぎには、「座礼」と「立礼」とがあり、そのどちらにも、真・行・草がある、という。「真」は深いおじぎ、「草」は浅いおじぎ、「行」はその中間のおじぎである。「真」はていねいなおじぎで、「草」は軽いおじぎだと誤解される人がいるが、おじぎの形が違うだけで、ていねいでないおじぎなどはない。日常生活の場面によって、おじぎの形を使い分けるが、どのおじぎでもていねいに、ゆっくりと行い、形に心をこころをこめることが大事である。韓国の俳優ペ・ヨンジュンが来日して以来、そのステキな振る舞い方で日本人の女性のハートを鷲づかみにしたことは記憶に新しいことである。あいさつ、おじぎ、美しい姿勢などの日常の立ち居振る舞いがいかに人気を決める大事なポイントであるかを知らされた。やはり日本と韓国とは礼節を重んじる国柄であり、作法上も近いものを感じる。
午後からブックオフに買出し。塩月弥栄子「すてきな女性のための上級マナーレッスン」、林元子「キレイをつくる6章のレシピ」、星野夏「あおぞら」、「愛と芸術の生涯」(世界史の女6)、宇佐美恵子「いい女になる33のヒント」、五木寛之「青春の門」、中村うさぎ「さすらすの女王」、「韓国・モンゴル、世界の国シリーズ15」、「書道全集3、4」(平凡社)
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