目賀田逸子
近代日本図書館史において目賀田種太郎(1853-1926)の名前はアメリカ図書館事情の紹介者として比較的よく知られているであろう。たとえば「図書館学教育資料集成4図書館史」石井敦編において、「目賀田種太郎の報告(明治11~明治12年)と一項目が掲載されている。ところで目賀田種太郎の妻逸子(1860-?)が、勝海舟の三女にあたることはあまり知られていないであろう。逸子は美しく、性格は社交的で、英会話が巧みであった。明治8年商法講習所教師ウイリアム・C・ハイットニーの娘クララとの交流からキリスト教に感化された。明治13年、種太郎と結婚。家庭にあってニ男六女を育て、晩年は社会福祉に奉仕し、募金運動を進めた。息子の目賀田綱美は1920年代にパリの社交界でダンスを身につけ、昭和元年帰国すると「目賀田ダンス」という社交ダンスを日本に紹介したことで知られる。(参考:関百合子「目賀田家の嫁逸子」歴史研究第298号)
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