ほほえみコンサート
デビュー当時、アイドルの電車通勤
昭和55年、56年頃、大阪のサンケイホールや堂島の毎日ホールでの石川ひとみ「ほほえみコンサート」に行ったことがある。アイドルのコンサートへ行くの最初で最後の想い出だったが、座席はなんと最前列中央の席で、ひとみちゃんの表情まで鮮明に目に焼きついている。現在48歳だそうだが、よきパートナーに恵まれ、充実した演奏活動をされている様子がサイトで知ることができる。
昭和53年「右向け右」でデビューし、「くるみ割り人形」ではFNS歌謡最優秀新人賞を受賞したものの、ヒットに恵まれなかった。もちろんファンにとっては「あざやかな微笑」「ひとりぼっちのサーカス」「セシルの部屋」「秋が燃える」と好きな曲はあるのだが、シングル10曲はいずれもベスト10入りはしなかった。会社ではあと1曲出して、ヒットしなかったら引退と決断した。新曲は「懐かしきリフレイン」だったが、今ひとつインパクトが弱い。石川ひとみは、「だったら自分の好きな歌をうたわせて」と頼みこんだ。その曲はラジオで聞いた三木聖子の歌で、あまりヒットしていない曲だった。「ヒットしていない曲を歌ってどうする?」と会社は猛反対した。彼女は「この曲じゃなきゃ嫌」とめずらしく粘った。それで誕生したのが、名曲「まちぶせ」だった。
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