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2008年8月29日 (金)

次郎長二十八人衆

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左から清水次郎長(長谷川一夫)、法印大五郎(千葉敏郎)、小政(本郷功次郎)

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左から桶屋鬼吉(林成年)、追分三五郎(石井竜一)、大野鶴吉(鶴見丈二)、大瀬半五郎(品川隆二)、森の石松(勝新太郎)

    まだ家庭にテレビがなかった子どもの頃、夜はラジオから流れる浪曲が庶民の娯楽の一つだったように思う。そのなかでも広沢虎造の清水の次郎長が最も人気だった。もちろん映画館でも東映や大映のオールスターキャストの次郎長映画は最高の痛快娯楽大作である。今日の夕刊でマキノ雅彦監督の「次郎長三国志」が近く公開されると知った。お決まりの三度笠に富士山の背景が映画館で見たい気持ちを抱かせる。気になる配役であるが、清水次郎長(中井貴一)、森の石松(温水洋一)、小政(北村一樹)、大政(岸部一徳)、桶屋の鬼吉(近藤芳正)、法印大五郎(笹野高史)、関東綱五郎(山中聡)、沼津の佐太郎(大友康平)などであるが、全体的にベテランの脇役俳優で豪華スター陣という感じはあまりしない。ちなみに昭和34年の大映「次郎長冨士」のキャストは次のとおり。清水次郎長(長谷川一夫)、森の石松(勝新太郎)、大政(黒川弥太郎)、小政(本郷功次郎)、桶屋の鬼吉(林成年)、大瀬半五郎(品川隆二)、竹居の安五郎(香川良介)、神戸長吉(舟木洋一)、増川仙右衛門(島田竜三)などである。新作の「次郎長三国志」と大きく異なる点は二枚目揃いであるということであろう。「次郎長冨士」では、長谷川一夫、勝新太郎に市川雷蔵を吉良仁吉に充てて、三大スターを共演させるという魅力ある配役陣であった。新作「次郎長三国志」はおそらく村上元三の小説がベースであろう。秋葉の火祭、代官斬り込み、荒神山の血煙、石松金毘羅代参、閻魔堂の騙し討ち、鬼吉喧嘩状、富士川の決戦など浪曲や講談にでてくるお馴染みの話が展開するだろう。さて巷間「次郎長二十八人衆」などといわれるが、子分たちの正確な名前を知らない。映画や浪曲などでもやや異なることが多いだろう。たとえば有名な広沢虎造の「石松三十石船道中」で子分を順番にあげる下りがある。

1.大政(山本政五郎)

2.小政(小松村の七五郎)

3.大瀬半五郎

4.増川仙右衛門

5.法印大五郎

6.追分三五郎

7.大野の鶴吉

8.桶屋の鬼吉

9.美保の松五郎(三保の松五郎)

10.問屋場の大熊

11.鳥羽熊

12.豚松(美保の豚松)

13.伊達の五郎

14.石屋の重吉

15,お角力綱

16,鍋売り初五郎

17番以降は「うるせいぇな。おい、下足の札貰っているんじゃねぇやい。ナニ云ってやがんで、幾等次郎長の子分が強いったって、強いといって自慢するのはそんなもんだい、あとの奴ァ、もう、一山いくらの者ばっかりだよ」とセリフが面白い。これらの子分はだいたい実在性が高いと思われる。

   その他、出なかった名前は、森の石松、関東綱五郎、神戸長吉、小川の勝五郎、沼津の佐太郎、森の八五郎、七栗の初五郎、相撲常(相撲の常吉)。28人までにはあと数人の名前が不明である。

  他にも浪曲などで登場する名前は次のとおり。寺津の勘三郎、国定の金五郎、舞坂の富五郎、田中の敬次郎、四日市の敬太郎、辻の勝太郎、由比の松五郎、吉良の勘蔵、興津の清之助。ただしこれらの名前の人物が実在したのか、次郎長の子分であるのかは不明。

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コメント

武居の安五郎? 吃安親分が、次郎長ごときの子分な訳がございません。
間違いでございましょう

間違いでした。お詫びして訂正いたします。

こんばんは

本日、梅陰寺、次郎長生家に行ってきました。

「清水港は姉御が偉い」

かつて旅の途中で病に罹り、清水一家を頼った時、お蝶さんに受けた恩に報いる「勝五郎の義心」に感動。
これを縁に、勝五郎が28人衆に加えられればいいと思うのは自分だけではないはず(^^)

1970年代テレビでの竹脇無我の清水次郎長、世の中にこんな二枚目、ハンサム、イケメンがいるのか、と、衝撃でした。

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