エリザベス・ギャスケル「女だけの町」
19世紀ヴィクトリア朝の小説家ギャスケル夫人が「いまイギリスで再評価されている」と聞いたことがある。日本でも「日本ギャスケル協会」という団体があるそうだが、ギャスケル夫人、つまりエリザベス・クレグホーン・スティヴンスン(1810-1865)のことは、こないだまで迂闊にも何も知らなかった。今日、ブックオフで筑摩書房「オースティン・ギャスケル集」(世界文学全集14)を見つけた。(なんと105円である)ジェイン・オースティンの作品はいつもどおり中野好夫訳「自負と偏見」だが、ギャスケル夫人の作品は小池滋訳「女だけの町」である。あまり聞きなれない題だが、原題「グランフォード」(1853年)のことである。
その他、エミリー・ブロンテ(1818-1848)の上田和夫訳「嵐が丘」「詩」、「プルターク英雄伝」「クセノポン・一万人の退却」、北川悦吏子「ロングバケーション」、柴門ふみ「新・同棲時代」、「シャガール・デュフィ」すべて105円。
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