初代泉尾教会長・三宅歳雄
金光教といえば江戸末期に創設された神道系の新興宗教であるが、現在、その隆盛期を迎えている。高校野球やサッカーなどでも大阪の金光大阪高等学校(高槻市)などの活躍ぶりをみても、建学の精神が横溢しているものを感ずる。ところで大阪の泉尾教会所に布教をはじめたのは、昭和2年ころ、三宅歳雄(1903-1999)によるものである。和歌山県出身で、金光教を通じて献身的な布教を実践した。とくに青少年の教化指導が今日の学校経営にも現れている。三宅恒子夫人、長男の三宅龍雄(1928-2006)と続き、新たな時代が始まっている。ただ史家としては、20世紀を生きた宗教家の伝記研究がおろそかにされている現状は惜しむべきことと考えている。コンサイス日本人名辞典などに収録されていない。
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初めまして、私は金光教常盤台教会の三宅美智雄と申します。たまたま、父・三宅歳雄のことを調べておりまして、このブログに出会いました。
どういうご関係のお方かと思います。
「宗教」のカテゴリーには、実に興味を惹かれます。今後とも、よろしくお願い申し上げます。
投稿: 三宅美智雄 | 2008年8月25日 (月) 10時14分
おたよりをくださりありがとうございます。甥が金光教の学校で学び、いまは社会人として活躍しています。このブログでは人名事典に掲載されてもよいような社会に貢献されたかたがたを広い分野で取り上げています。
投稿: ケペル | 2008年8月25日 (月) 23時29分