ミントな僕ら
今日も新古書店に買出しに行く。少女コミック「ミントな僕ら」(吉住渉)全6巻。300円。りぼん1997年6月から2000年2月まで連載。あの頃小学生だった人もいまでは成人しているだろう。お話は、ふたごの姉弟・南野まりあとのえるは大の仲良し。初恋の人を追いかけ全寮制の森の宮学園へ転入したまりあをとりもどそうと、女装し、姉の瓜二つの妹として転入する…。
その他、角田光代「対岸の彼女」、唯川恵「肩ごしの恋人」、北川悦吏子「素顔のままで」、「恋愛道」、柴門ふみ「恋愛論」、角田光代「この本が世界に存在することに」をそれぞれ100円で購入。30代、40代の女性をねらったものだが流行遅れだろうか。ケペルはいつも流行遅れで生きてきたようだ。久世光彦が女性雑誌のインタビューで次のようにいっている。「30代の女性たちは本を読まないからね。確かに30代という子育て真っ最中にはなかなか本が読めないが、読書をすれば、もうちょっと充実した人生になる。」という。「最近の作家はほとんどワープロで文章を紡ぐ。原稿用紙に向かうより日常の生の声が聞える。そうした実生活の体験を文章にする女性作家の活躍が目立つ。とりあえず、自分の暮らしに近い女性作家の作品から本に親しむようにしたら」と、久世は読書をすすめている。なかなか傾聴に値する意見だ。
いま「女性の書斎・ひとり」にふさわしい本を集めている。もう一冊買った。「中村久子の生涯」黒瀬曻次郎著。四肢切断の中村久子(1897-1968)の伝記である。女性史、女性問題も主要な分野である。
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