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2008年7月 6日 (日)

美しい花には毒がある

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    プルメリア

   ハワイにはプルメリアの伝説というのがある。むかしプルメリアという若く美しい女神がいた。女神は掟を破り、人間の若者と恋をしたため、神の怒りに触れ、熱い石に打たれて死んだ。プルメリアの死んだ後に、香りの高い美しい花が咲くようになった。島の人々はその花をプルメリアと名づけレイにして若い娘たちの首を飾るようになった。プルメリアはハワイでは「幸せを呼ぶ花」として知られ、人気である。日本でも昭和58年、松田聖子主演のアイドル映画「プルメリアの伝説・天国のキッス」が公開されたので、見た男性は多いだろう。ところがプルメリアの原産地は中南米で、神聖な樹とされて、墓地に植えられるため「死者の花」といわれている。また枝を折るときに出る白い樹液が皮膚につくと炎症を起こし、長く痕を残す。プルメリアはキヨウチクトウ科で、プルメリアやニチニチソウなどの美しい花をつける植物には有毒成分を含むことが多い。なかには誤って食べると死にいたる植物もあり、これに含まれるストロファンツスは毒矢に用いられた。

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     キョウチクトウ

   桃に似た花姿と、竹のように幅の狭い葉形から「夾竹桃」の漢字が充てられるキョウチクトウも、そうした一種である。キョウチクトウの樹皮や根には、オレアンドリンやアディネリンといった強心作用をもつ配糖体が含まれ、薬用にされるが、また毒にもなる。キョウチクトウは丈夫で環境汚染にも強いとされ、公害の町・尼崎の公園にも多数植えられ、尼崎市の花になっている。6月から次々と咲き、梅雨に一休みしたあと、夏が到来すると、芳香を放ちつつ初秋まで咲き続ける。まるで松田聖子や藤あや子のような花だ。(注:藤あや子デビュー20周年記念シングル「夾竹桃」)

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