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2008年7月27日 (日)

知恵ある蜘蛛は神の使い

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    蜘蛛は人間のごく身近にいる虫であるが、普通あまり人間に好まれていない。しかし蜘蛛は自分の力で精巧な糸を織ることができるので、昔から世界の各地で賢い象徴として神の使いと考えられることが多い。宋の黄庭堅(1045-1105)の詩に次のように謳われている。

  南窓に書を読む声吾伊

  北窓月を見、竹枝を歌う

  我が家の白髪、烏鵲を問い

  他家の紅粧を占なわん

   (南の窓では孫博士が書を読み、北の窓では私が月を見ながら竹枝を歌う。故郷では我が家の白髪の母が、かささぎが鳴くのを聞けば息子が帰ってくるだろうと思い、孫家では、紅のよそおいをこらした奥さんが、蜘蛛が巣を作るのを見れば、夫が帰ってくるものと思っていよう)

   古来、中国では、蜘蛛が巣を作ると、喜びごとがあるという言い伝えがあったという。唐の「西京雑記」には「蜘蛛集而百事喜」(くもあつまりて、ひゃくじよろこばし)とあるように、蜘蛛の行動を見て前兆と考えたらしい。

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