グラジオラス
夏の庭を飾る花のなかでも、その華麗な花姿でひときわ目を引くグラジオラスは、世界中で3万を超すという園芸品種が作出されている。その原種は、熱帯および南アフリカを中心に250種以上が分布し、これらの植物がアヤメ科グラジオラス属と総称される。
イギリスでは16世紀から栽培され、本格的な園芸化は18世紀中頃から始まった。19世紀には、ベルギーの園芸家によって、さまざまな花色が組み合わさったナターレンシス種と、白やピンクの花を咲かせるオッポシティフロルス種の交配に成功。この交配種から大きな花を多数つける豪華な花姿をもち、7~9月に花を開く夏咲き系統の品種が誕生した。以来、多くの育種家が改良を行い、12種をおもな交配親として、より優美な花姿や多彩な花色をもつ品種が多数咲く出されてきた。
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