歌人・原阿佐緒と原保美
(左から)原保美、阿佐緒、しげ、千秋
映画「恋愛特急」原保美、津島恵子
原保美(1915-1997)は帝国高等学院中退後声楽を学び、創作座から松竹大船に入社。昭和14年「感激の頃」に出演し、昭和25年以降フリーに。「ひめゆりの塔」「雲ながるる果てに」「太陽のない街」など独立プロの作品も多い。またNHK「事件記者」の東京日報の長谷部記者(通称・ベーやん)でお茶の間でも人気者だった。母は物理学者の石原純との恋愛事件で知られた原阿佐緒(1888-1969)である。二人の恋愛が事件として知られるようになったのは大正10年7月である。妻子ある謹厳実直な世界的学者が、やはり妻子ある美貌の女流歌人によってその地位を失った。翌年、千葉県保田に二人の居を構えたが、石原が首吊り自殺未遂などを起こし、破局し、昭和3年、原は宮城県宮床に戻った。
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