ダビデの悔い改め
神よ、わたしを憐れんでください
御慈しみをもって。
深い御憐れみをもって
背きの罪をぬぐってください。
わたしの咎をことごとく洗い
罪から清めてください。
(詩篇51)
ダビデは前王サウルがその罪のゆえに王座から退けられた結果、王座に着した人です。しかし彼もサウルに劣らない大罪を犯した王だった。ダビデは自分の家の屋上から忠義な部下ウリヤの美しい人妻バテ・シバが身を洗っている姿を眺めた。その後、ウリヤが戦いに出ているすきに、王はその女を宮殿に連れて来させて、姦淫を犯した。さらにウリヤを最前線に送り、戦死させる。バテ・シバはダビデの子を妊娠し、人々に気づかれないうちに結婚する。旧約では姦淫に対する罰則は死である。それにもかかわらず、ダビデの罪を神は見逃された。それはダビデに真の悔い改めがあったからである。しかし神の怒りで、バテ・シバの宿した子は死に、ダビデの子であるアムノン、アブサロムと次々に死んだ。ダビデは妻バテ・シバを慰め、男の子を産んだ。その子はソロモンと名づけられた。
« アリベデルチ・ローマ | トップページ | まぼろしの歌手・作曲家・江文也 »
「キリスト教」カテゴリの記事
- 宣教医ベッテルハイム(2023.04.05)
- トビアの晩(2019.01.02)
- Buck to 1970(2022.02.04)
- 21世紀はなぜ2001年からなのか?(2016.03.17)
- ヴィア・ドロローサ(2016.01.10)
コメント