外国スターと声優
ケペルが小学生の頃、学校から帰るとテレビで「3時の名画座」を見ていた。主に1950年代以前のアメリカ映画を放送していた。お気に入りは、ビング・クロスビーとボブ・ホープの珍道中シリーズ。とくにボブ・ポープの柳沢真一の吹き替えが印象に残る。しかし、販売されているビデオの吹き替えでは、藤村有弘(ボブ・ホープ)、中村正(ビング・クロスビー)とある。記憶ちがいなのだろうか。
最近はテレビ放送でも吹き替えより字幕を好む人が増えているという。ケペルは断然吹き替え派である。「ローマの休日」もオードリー・ヘプバーンの声を何人もの女性が担当しているが、声優により雰囲気が変わる。そのため放送される度に録画している。やはり池田昌子が好きだ。だいたい昭和40年代にはスターと声優は固定化されているようだ。それらの主なアテレコ声優をあげてみる。
クラーク・ゲーブル、ロバート・テーラー(納谷悟朗)
ハンフリー・ボガート(久米明)
ジャン・ギャバン(森山周一郎)
グレゴリー・ペック(城達也)
フランク・シナトラ(家弓家正)
モンゴメリー・クリフト(山内雅人)
アラン・ドロン(野沢那智、堀勝之佑)
トニー・カーチス(広川太一郎)
ケーリー・グラント(中村正)
リチャード・ウィドマーク(大塚周夫)
タイロン・パワー(前田昌明)
ジョン・ウェイン(小林昭二)
ジェームズ・ギャグニー(近石真介)
ジャック・レモン(愛川欽也)
ヘンリ・フォンダ(小山田宗徳)
ウィリアム・ホールデン(近藤洋介)
イングリッド・バーグマン、デボラ・カー(水城蘭子)
オードリー・ヘプバーン(池田昌子)
マリリン・モンロー(向井真理子)
エヴァ・ガードナー(翠準子、沢田敏子)
ドリス・デイ(楠トシエ)
ローレン・バコール(来宮良子、大塚道子)
エリザベス・テーラー(武藤礼子)
ソフィア・ローレン(此島愛子、今井和子)
ラナ・ターナー(瀬能礼子、津村悠子)
ブリジッド・バルドー(渋沢詩子、白石冬美)
シャーリー・マクレーン(小原乃梨子)
コニー・スティーヴンス(増山江威子)
キム・ノヴァク(真山知子)
グレース・ケリー(野口ふみえ)
ヴィヴィアン・リー(寺島信子)
ジナ・ロロブリジダ(森ひろ子)
なかでも、知性派ヘンリー・フォンダ(小山田宗徳)や情熱家バート・ランカスター(久松保夫)はスターの個性と声優の持ち味がブレンドして、今でも耳に残る。久松保夫(1919-1982)は「日真名氏飛び出す」でお茶の間のスターとなり、「ララミー牧場」のジェス・ハーパー(ロバート・フラー)や「スタートレック」のスポック(レナード・ニモイ)もあるが、持ち役はバート・ランカスターである。
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はじめまして。JXと申します。
ブリジッド・バルドーについてですが
小原乃梨子が持ち役としてました。
白石冬美はあてたことはないです。
投稿: JX | 2008年6月 9日 (月) 23時02分
ご指摘のとおり、小原乃梨子はBB、CC、J・フォンダ、それにミレーヌ・ドモンジョなど美女の声でおなじみですね。実は「スクリーン1973年8月」の記事「スターと声優、阿部邦雄」をそのまま引用してしまったのです。だだ一口に持ち役といっても、TV局の関係でそれぞれ異なっていた時期もあり、次第に固定化していったので、初期の放送では、BBの声は小原さんではなかった可能性もあります。
投稿: ケペル | 2008年6月13日 (金) 16時20分