浦ノ濱栄治郎
今場所は、久しぶりに琴欧洲が元気だ。やはり美男力士が活躍すると女性ファンが喜び、土俵も華やぐ。大相撲の歴史で美男力士というと、大正時代の浦ノ濱栄治郎(1889-1945)の名前が筆頭にでてくるかもしれない。
新潟県三島郡(現・小千谷市)出身で、板前修業中、推されて角界入り。その美貌から「浦さま」と慕う女性ファンが多く、大正時代、プロマイドの売り上げは横綱を抑えて常にトップだった。太刀山や栃木山は残念ながら美男力士とは言えない。それに大正時代は、野球も活動写真もまだ草創期だったのでやはり力士が憧れのスター的存在だった。浦ノ濱の最高位は関脇どまりで、あまり強かったとは言えないが、「浦さま」は雷蔵さまやヨンさま並みの人気者だった。
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