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2008年3月20日 (木)

バカリャウ(干しタラ)

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    アベイロ港のタラのかんそう

   ポルトガルの乾物屋の軒先には大きな灰色の物体がぶら下がっているのをみかける。それはポルトガルの国民食といわれるバカリャウ(干し鱈)である。大西洋で獲れた大きなタラを開いて干したり塩漬けにする。特製の野菜スープを加えて煮込むか、塩ゆでにし、オリーブ油と酢で食べる。ポテト・サラダやクロケッテ(コロッケ)にも使う。そのほか調理法はいろいろあるようで、「家庭の数だけバカリャウ料理がある」といわれる。ともかくポルトガル人はムニェール(舌平目)、グリル(太刀魚)など魚料理を好むが、なかでもバカリャオ(鱈)はよく食べる。

  アベイロは「ポルトガルのベニス」といわれるほど風光明媚な運河の町である。むかしから良港として栄えたが一時水路が砂で塞がれたため寂れたが、19世紀に大暴風雨に襲われて、再び水路が開かれ、町は奇跡的に復興したという。

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