エーゲ海の真珠
世界ムード音楽シリーズ(第6回)。「恋はみずいろ」(1968年)の世界的大ヒットでACCディスク大賞を受賞したポール・モーリア(1925-2006)は、「シバの女王」「蒼いノクターン」と次々とヒット曲を放つ。「エーゲ海の真珠」(1971)は原題が「ペネーロペ」で、ギリシア神話の英雄ユリシーズの貞淑な妻の名前である。スペインの作曲家アウグスト・アルゲロの作品を軽妙なロックビートと女性ソロ・ヴォーカルで地中海の雰囲気を見事に表現した編曲である。最初の録音版ではダニエル・リカーリが中間部のスキャトを担当している。画像はフィリップス・中央公論社の広告チラシであるが、リーダーズ・ダイジェストもポール・モーリアのレコードのセットものを多数販売しおり、愛聴したものである。
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