無料ブログはココログ

« ネーデルラントの諺 | トップページ | 卓球のイチロー »

2008年1月 6日 (日)

佐藤次郎・青春の蹉跌

   昭和8年、テニスの佐藤次郎(1908-1934)の活躍ぶりはめざしましいものがあった。世界の強豪、フレッド・ペリー(英)、オースティン(英)、ステファーニ(伊)を破って、世界ランキング3位に選ばれた。翌昭和9年、デビスカップ出場のため欧州遠征をする。だが途中、箱根丸船上で佐藤に異変が起こった。お抱え看護婦が、便器に血がついていることに気づいた。事情を聞きだすのに苦労したが、それでも単刀直入に「お前トリッペルをやっているのか?」とたずねた。フランス選手ジャン・ボロトラの招待を受け、その延長で、パリの夜、かりそめの一夜をマドモアゼルと過ごしたという。当時、岡田早苗と婚約していた佐藤は、ああ大変なことをしてしまったというショックと、病苦と主将としての責任感とが入り混じって、極度の精神衰弱に陥ってしまった。佐藤は4月5日、マラッカ海峡で投身自殺を遂げた。26歳の若さであった。

« ネーデルラントの諺 | トップページ | 卓球のイチロー »

「スポーツ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« ネーデルラントの諺 | トップページ | 卓球のイチロー »

最近のトラックバック

2017年4月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30