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2008年1月12日 (土)

堀内恒夫と川崎徳次

    野球体育博物館は野球殿堂入りに山本浩二、堀内恒夫、嶋清一を選出すると発表した。堀内は昭和41年に甲府商高から巨人に入団し、ルーキーで16勝2敗、防御率1.39とV2に大きく貢献し、新人王、最優秀防御率、沢村賞を獲得した。新人堀内は投げ終わったあといつも帽子がななめになるダイナミックなフォームで人気をよんだ。V9時代、巨人の選手でON以外でシーズン最優秀選手賞を獲得したのは堀内のみ(昭和47年に26勝をあげて最多勝)である。堀内の殿堂入りはやはりV9のエースということが大きな理由であろう。

    堀内恒夫は投手ながらバッティングにおいてもスゴイ記録がある。昭和41年10月10日、対広島22回戦で、ノーヒット・ノーランと3打席連続ホームランを放っている。投手で3打席連続という記録はプロ野球史上初である。これ以降もない。ただし、連続でなければ、投手で1試合に3本塁打った選手が過去にいる。川崎徳次(1921-2006)である。

    川崎徳次は佐賀県出身で昭和15年から17年まで南海に在籍、昭和17年に応召し、ビルマで拘留生活の後、昭和21年に復員。昭和21年10月に巨人に入団し、エースとなった。翌年24勝、23年には27勝している。そして昭和24年4月、対大映戦で3本塁打を含む4安打9打点と大活躍し、完投勝利を収めた。その後、昭和25年西鉄クリッパースに移籍し、昭和28年には24勝で最多勝と最優秀防御率の2冠を獲得している。

   ここで堀内恒夫と川崎徳次の通算成績を比較してみる。

      勝   敗  勝率  防御率

堀内   203     139    .594     3.27

川崎       188     156    .546     2.53

   時代が違うので単純に比較することは難しいかもしれないが、選手としての全盛期に兵隊となったことを考えると、いかに川崎という選手が偉大であったかわかるであろう。巨人OB広岡ならずとも栄光の巨人軍は諸先輩の歴史のうえに、成り立っているのである。

   川崎徳次は昭和23年対阪急の開幕投手。堀内恒夫が巨人に入団した昭和41年の開幕試合のオーダーは次のとおり。

8 呉新亨      8 柴田勲

5 山川喜作     4  土井正三

4 千葉茂      3 王貞治

3 川上哲治      5  長嶋茂雄

9 平山菊二      9  田中久寿男

7 黒沢俊夫      2  森昌彦

1 川崎徳次      7  柳田利夫

2 武宮敏昭      6  広岡達朗

6 田中資昭      1  金田正一

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