老優の活躍にも注目を
ケペルはいまでも洋画雑誌を毎月購読している。ジョニー・デップ、ブラッド・ピット、ダニエル・ラドクリフ、オーランド・ブルーム、など旬の人気スターには正直ほとんど興味がない。昔はすみずみまで読んだのにここ何年かはパラパラめくるだけ。映画館にも行かない。遅れてテレビで見る。
「るい」さんからのコメントでピーター・オトゥールの主演映画「ビィーナス」(2006)を初めて知る。75歳で現役。今年の主演映画は「スターダスト」「ザ・クリスマス・コテッジ」の2本。「アラビアのロレンス」で共演したオマー・シャリフ(75歳)も「オーシャン・オブ・ファイヤー」(2004)で復活した。70年代、セクシーなアクションスターで人気だったバート・レイノルズ(71歳)は難病、離婚、自己破産と低迷していたが「ブギーナイツ」(1997)で再起し、活躍している。
こうして洋画界を見ると現役で活躍の大スターはまだまだいる。その筆頭格はクリストファー・リー(85歳)。ドラキュラ伯爵役のホラー映画で知られ、出演作は250本にも上る。クリント・イーストウッド(77歳)「ミリオンダラー・ベイビー」「父親たちの星条旗」「硫黄島からの手紙」などの活躍はご存知のとおり。マイケル・ケーン(74歳)も「サイダーハウス・ルール」(1999)以後も多数出演作がある。アメリカン・ニューシネマのスターたちも皆70歳近くなった。「明日に向かって撃て」のロバート・レッドフォード(71歳)、「卒業」のダスティン・ホフマン(70歳)、「真夜中のカーボーイ」のジョン・ボイド(69歳)、「イージー・ライダー」のピーター・フォンダ(67歳)、デニス・ホッパー(71歳)、「マッシュ」のドナルド・サザーランド(72歳)、「愛の狩人」のジャック・ニコルソン(70歳)などみなん現役スターである。
個性派では、「コレクター」のテレンス・スタンプ(68歳)も渋い脇役で活躍している。二枚から喜劇に転じたレスリー・ニールセン(81歳)も息の長い俳優だ。美男スターのウォーレン・ビーティ(77歳)もアネット・ベニングと結婚して悠々自適。外国スターといえば日本ではアラン・ドロン(72歳)である。映画出演はないものの日本のテレビに出演したり、その存在感はいまだ健在である。
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