戦艦金剛、ガダルカナル島集中砲火
戦艦金剛は太平洋戦争開戦以来、マレー攻略作戦、空母機動部隊の印度洋作戦、ミッドウェー作戦などに参加したが華々しい戦運に恵まれなかった。
昭和17年10月12日、第1次挺身隊は米艦隊と交戦し、重巡古鷹が沈没した。司令官栗田健男中将率いる第3戦隊「金剛」「榛名」は第2水雷戦隊とともに第2次挺身隊を結成し、古鷹の弔合戦に出撃した。金剛、榛名は13日予定通りにガダルカナル島に接近した。13日20時30分、総員戦闘配置につき、23時37分、砲撃開始。金剛は対空用三式弾を104発、榛名は対空用零式弾を189発撃った。ヘンダーソン基地はたちまち火の海となった。96機の航空機のうち54機がやられ、ガソリンタンクは炎上した。金剛からガダルカナル島全体が燃えているように見えた、といわれる。
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