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2007年11月 9日 (金)

大正期新興美術運動

    東郷青児は大正8年、渡仏し、フランスやイタリアでダダや未来派の芸術運動にふれた。その後、東郷はむしろキュービズムの傾向に近づいた。未来派は明治末年から雑誌や画集を通じて紹介されていたが、神原泰や普門暁らによって作品として現れている。超現実主義の古賀春江も注目された画家であった。未来派やキュービズムの前衛傾向は大正11年の三科インデペンデント、あるいは同年のアクションやマヴォの集団に引き継がれていった。大正13年結成の三科会は未来派、表現派、ダダイズム、超現実主義などの急進的傾向の集団であった。このような近代日本における前衛的な一美術運動を近年「大正期新興美術運動」と称して、国内外で注目されている。アメリカでは有力な大学出版部から専門書が刊行されている。展覧会としては、デュッセルドルフ美術館における「日本のダダ」展(1983年)やパリのポンピドゥー・センターでの大規模な「前衛の日本」展(1986年)、また国内では東京都美術館における「一九二〇年代・日本の芸術」展(1988年)を筆頭に、神奈川県立近代美術館とシドニーのニュー・サウス・ウェールズ州立美術館で開催された国際展「モボ・モガ」展(1989年)など、この20年間において相当数の展覧会が開かれている。大正期新興美術運動を担った作家たちには、浅野孟府、阿部貞夫、荒木留吉、有泉譲、井上富峰、大浦周蔵、大場清泉、岡田龍夫、岡本唐貴、尾形亀之助、荻島安二、尾竹竹坡、加藤正雄、河辺昌久、神原泰、木下秀一郎、古賀春江、後藤忠光、佐藤日梵、佐藤八郎、沢青鳥、重松岩吉、渋谷修、城山吐峰、住谷磐根、高木長葉、高見沢路直、田中一良、玉村善之助、東郷青児、戸田龍雄、中川紀元、仲田定之助、中原実、永田脩、永野芳光、萩原恭次郎、浜田増治、原弘、普門暁、牧寿雄、村雲毅一、村山知義、柳川槐人、柳瀬正夢、矢橋公麿、矢部友衛、山本行雄、横井弘三、横山潤之助、吉田謙吉、吉邨二郎、和達知男らがいる。

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