宇佐美定満と山本勘助
NHK大河ドラマ風林火山「勘助捕らわる」。天文20年、長尾景虎(ガクト)と長尾政景との間に戦が展開した。あらたに軍師となった宇佐美定満(緒方拳)の策が奏し、政景は景虎の軍門に下り、ついに越後は統一された。このとき景虎の姉の桃(西田尚美)と政景の和睦の証に婚儀がなされた。桃はのち仙桃院(1528-1609)といい、上杉家を継ぐ上杉景勝(1555-1623)を産む。
ところで、期限までに鉄砲を用意できなかった勘助は処刑されることになる。最後に、長尾景虎は勘助にいう。「鷦鷯、深林に巣くうも、一枝に過ぎず」鷦鷯(しょうりょう)、スズメ目ミソサザイ科の非常に小さい鳥。みそさざいは、深く大きな林の中に住んでいるが、その巣をかけている所は、一本の樹のひと枝にすぎない。人はそれぞれの分に応じて満足する心がなければならないという意味。
この場合、景虎は、勘助の傑出した才能を見抜いて越後に仕官することをすすめたが、拒まれたため、「荘子」をもちだしたのである。
これに対して、勘助は「おれは荘子は好まぬ。孫子で言え!」と応えた。その瞬間、根来衆の鉄砲が届いた。
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