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2007年5月 7日 (月)

青年同心隊

    江戸八丁堀は町奉行の組屋敷があり、同心が住んでいた町として、映画やテレビドラマの舞台として登場することが多い。江戸の市民たちが「八丁堀」あるいは「八丁堀の旦那」と言えば町奉行の与力や同心を指す。

    与力は、御留守居・大御番頭・御書院組頭・御鉄砲組頭・御持弓組頭など高位武官に直属する与力と、町奉行に所属する与力とがあった。

   与力の下役として同心がある。起源は戦国時代に寄親(大名配下の有力家臣)の要請に騎馬で応じる同心という組織に由来する。町奉行所では町方同心、市中見回りを行なった回り方同心がよく知られている。ほかに物書同心(書記役)といった役目もある。外役としては三廻り、つまり隠密廻り、定町廻り、臨時廻り、があった。与力・同心というのは「上司を補佐する」という意味であって、なにも町奉行ばかりでなく、他の部署にもたくさんいたが、テレビドラマの捕物帳の影響で、いつのまにか与力・同心といえば、町奉行の配下の役人の呼び名と思われるようになった。

   テレビドラマでは、必殺シリーズ第2作「必殺仕置人」(昭和48年)から登場した中村主人(藤田まこと)や「大江戸捜査網」(昭和45年)の隠密同心、十文字小弥太(杉良太郎)、井坂十蔵(瑳川哲朗)などお茶の間で知られている。ケペルとしては「青年同心隊」(昭和39年)という4人の見習い同心のドラマが印象に残る。配役は、西島一、高島英志郎、戸浦六宏、南広、石川進、石間健史、石浜朗、佐野周二など。克美しげるの主題歌が記憶にある。

 

         青年同心隊

 

  歩いても 歩いても

 

  虹はこの手につかめない

 

  けれど虹はそこにある

 

  七つの色に輝いて

 

  町と町と結んでる

 

  たとえ命はつきるとも

 

  虹を求める

 

  心はひとつ

 

  われら青年同心隊

 

 

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ようやくこの作品の再放送が始まり

楽しく見ています

2023年3月

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