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2007年3月 4日 (日)

近代の女流作家たち

   明治10年、中島歌子(1841-1903)によって東京に歌塾「萩の舎」が創設された。田辺花圃(三宅花圃、1868-1943)は明治21年長篇小説「藪の鶯」を出版し、女流作家として注目された。明治25年、三宅雪嶺と結婚。「みだれ咲」「露のよすが」「萩桔梗」「空行月」「玉すだれ」などの小説のほか短歌・随筆などを発表。同期の樋口一葉(1872-1896)は明治25年「闇桜」「たま襷」などの短編を発表、花圃の紹介で「うもれ木」「暁月夜」を発表。明治27年「大つごもり」明治28年「たけくらべ」「にごりえ」「十三夜」明治29年「わかれ道」「われから」などすぐれた作品を残し、はじめて作家を職業としてとらえた女性であったが24歳で他界した。

   はじめての新聞連載小説を書いたのは木村曙(1873-1890)で「婦人鏡」を読売新聞に連載して認められた。ついで「勇み肌」「操くらべ」「わか松」などを発表したが19歳で病没した。他に田沢稲舟(1874-1896)、大塚楠緒子(1875-1910)、清水紫琴(1867-1933)、相馬黒光(1876-1955)、福田英子(1865-1927)などが初期の文筆の道を拓いた女性である。

    明治、大正、昭和期に活躍する女性作家の多くは、「青鞜」「女人芸術」にその名が見られる。平塚らいてう(1886-1971)、与謝野晶子(1878-1942)、野上弥生子(1885-1985)、岡田八千代(1883-1962)、田村俊子(1884-1945)、長谷川時雨(1879-1941)、岡本かの子(1889-1939)などである。

   こうして多くの女流文学者が輩出する。吉屋信子、矢田津世子、真杉静枝、宇野千代、林芙美子、森田たま、今井邦子、深尾須磨子、平林たい子、円地文子、壷井栄、佐多稲子、網野菊、大田洋子、城夏子らである。

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コメント

ブログで
近代女流作家たちの一部を引用させていただきました。

どのカテゴリーも、
ほんとうに勉強になります。

未熟者ですが、
またお邪魔させていただきたいと思います。

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