大船山とミヤマキリシマ
大船山(だいせんざん)山頂の南斜面は、初夏のころ紅紫色に咲く花 ミヤマキリシマで埋め尽くされる。大船山は九重連山の一つで、久住山、稲星山、星生山、天狗ヶ城、中岳、三俣山、白口岳、平治岳などが聳える。九重連山の真ん中にある窪地が「坊がつる」である。「坊がつる」とは、かつてこの地は天台宗の霊場として栄え、「坊」(本坊弘蔵坊)のある「つる」(平坦地、湿原)という意味。
昭和53年、芹洋子によって「坊がつる讃歌」が全国に広められたが、原曲は昭和15年に作られた広島高等師範学校山岳部部歌。
1 人みな花に 酔うときも
残雪恋し 山に入り
涙を流す 山男
雪解の水に 春を知る
2 みやまきりしま 咲き誇り
山紅に 大船の
峰を仰ぎて 山男
花の情けを 知る者ぞ
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