ヤコブの夢
ヤコブは同族の娘をめとるため、母の実家に向かって旅立つ。その途上、行き暮れて道ばたの石を枕として野宿したが、その時夢に見たのが天国に達する階段であった。夢の中で彼は天使のかたわらに立つ神に祝福され、目覚めてから「ここは、なんと畏れ多い場所だろう。これはまさしく神の家である。そうだ、ここは天の門だ」と実感する。
ヤコブは次の朝早く起きて、枕にしていた石を取り、それを記念碑として立て、先端に油を注いで、その場所をぺテル(神の家)と名付けた。ちなみに、その町の名はかつてルズと呼ばれていた。
ヤコブはまた、誓願を立てて言った。「神がわたしと共におられ、わたしが歩むこの旅路を守り、食べ物、着る物を与え、無事に父の家に帰らせてくださり、主がわたしの神となられるなら、わたしが記念碑として立てたこの石を神の家とし、すべて、あなたがわたしに与えられるものの十分の一をささげます」(創世記28章10~.20)
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