「映画の父」はリュミエール兄弟
1889年、アメリカの発明家トーマス・A・エジソンは、動く映像をスクリーンに映写する実験を行なった。しかし、エジソンが1894年に公開したのは、スクリーンに映写する装置ではなく、箱の中にフィルムを装填する「キネトスコープ」で、一度に一人しか観ることのできないものだった。エジソンが「キネトスコープ」を先に完成させた訳は、スクリーン映写型の装置は大量販売には向かないと判断したためだといわれる。ほかにも、同様の実験を行なった科学者は数多くいた。ドイツのスクラダノフスキー兄弟や、イギリスのロバート・ウィリアム・ポール、フランスのオーギュスタン・ル・プランスなど。しかし結果的に観客の前にスクーリーンに映画を映すというスタイルの興行を1895年にパリで行なったフランスのリュミエール兄弟の「シネマトグラフ」が「映画の父」の称号を勝ち取ったのである。(参考:「週刊20世紀シネマ館」)
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