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2006年11月24日 (金)

鏡に照らして白髪を見る

   若いころには大志を抱くが、はたせぬままに年老いることを詠ったもの。

   鏡に照らして白髪を見る

               張九齢(初唐)

宿昔 青雲の志

蹉跎たり 白髪の年

誰か知らん 明鏡の裏

形影 自ら相憐れまんとは

  昔は、功名をあげて出世する大志をいだいていた。しかし、人生、失敗が多く、いつのまにか白髪の年になってしまった。だれが予想したであろう、鏡の中で、私と私の影とが互いに憐れみ合うようになろうとは。

          *

               偶成

                     朱熹(南宋)

少年老い易く学成り難し

一寸の光陰軽んずべからず

未だ覚めず 池塘春草の夢

階前の梧葉 已に秋声

    若い時代はうつろいやすく、学問というものはなかなか成就しない。それ故、ほんのちょっとした時間すらも、おろそかにしてはならない。池のほとりに春の草が萌え出した楽しい夢からいまださめきらないうちに、早くも庭先のあお桐の葉を落とす秋が来たことに驚くのだ。(参考:石川忠久「漢詩をよむ」1985)

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