那珂通世と自転車
那珂通世(1851-1908)は、明治時代の東洋史学者。旧南部藩士藤村正徳の三男、藩儒那珂通高(江幡梧楼)の養子。養父が新政府らよって幽閉されたため、福沢諭吉のもとで苦学して学者となった。東洋史学の発展に寄与し、東洋史という言葉も彼が明治27年中学校の歴史教科書に用いたのが最初である。漢文の著書「支那通史」5冊(1888-90)は清国で翻刻され、通史に「那珂東洋小史」、「成吉思汗実録」等がある。
那珂は自転車博士といわれるほど自転車による旅行が好きで、日本国内だけでなく、朝鮮や満州にまで自転車旅行をしている。
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