「し」の字
三条の成田屋は日ごろ良寛と親しかった。ある時、成田屋が、生涯の宝となるようなものを書いてほしいと依頼した。すると、良寛は全紙に「し」の字を書いた。成田屋がけげんな顔をして、
「これはどういう意味ですか」
とたずねると、和尚いわく、
「゛し" は死ぬことじゃ。人は死ぬことさえ忘れねば大した過もなかろう」
(『禅門逸話選』禅文化研究所)
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三条の成田屋は日ごろ良寛と親しかった。ある時、成田屋が、生涯の宝となるようなものを書いてほしいと依頼した。すると、良寛は全紙に「し」の字を書いた。成田屋がけげんな顔をして、
「これはどういう意味ですか」
とたずねると、和尚いわく、
「゛し" は死ぬことじゃ。人は死ぬことさえ忘れねば大した過もなかろう」
(『禅門逸話選』禅文化研究所)
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こんにちは。
嬉しいです。頑張って下さい。今日のお昼は、「さくら」の再放送の第122回を見ます。
投稿: ミリオン | 2024年2月 6日 (火) 13時09分