無料ブログはココログ

« 宝井其角 | トップページ | ローマの休日・王女と安物ワイン »

2006年7月30日 (日)

百パーセント・ナンセンス

    昭和56年のイモ欽トリオのヒット曲「ハイスクールララバイ」(作詞・松本隆)で「100パーセント片思い ベビーアイラビューソー好き好きベイビー」と歌われる「100パーセント○○」という誇張的表現は、戦後生まれの言葉かと思っていたが、実は戦前の流行語である。

    昭和6年の流行語に「ルンペン」「生命線」「テクシー」「非常線」などがあるが、なかでも「百パーセント」は、当時「百パーセント・モダン」「百パーセント・モガ」「百パーセント・ナンセンス」と広告などによく使われた。大宅壮一は「近代社会色」で「最近の流行語である百パーセントは、すべてが大げさで、刺激的で、ときには毒々しいまでに誇張的だ」と社会批判している。

   では、誇張的表現である「百パーセント○○」の流行語の創案者は誰か。大宅壮一は昭和4年に「百パーセント・モガ」(中央公論8月号)を発表しているが、大宅自らが新語を生み出し、世相を批判しているようだ。そしてその自作自演ショーは戦後の「一億総白痴化」の時にも繰り返されている。

« 宝井其角 | トップページ | ローマの休日・王女と安物ワイン »

「ことば」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 宝井其角 | トップページ | ローマの休日・王女と安物ワイン »

最近のトラックバック

2017年3月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31