申包胥(しんほうしょ)
春秋時代の楚の大夫。伍子胥と親しかったが、伍子胥が呉に亡命するにさいし、「必ず楚を倒す」と言ったのに対し、申包胥 は「必ず守ってみせる」と答えた。やがて伍子胥は呉軍とともに楚都に入城、楚の平王の墓をあばいて屍に鞭うった。申包胥は伍子胥に手紙を送って、その行為をなじり、いっぽう、みずから秦におもむいて援助を乞い、七日七晩泣きつづけて、ようやく秦の哀公の心を動かし、その援助によって呉軍を破った。(参考:『史記小事典』徳間書店)
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