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2006年6月19日 (月)

顰(ひそみ)にならう

   春秋時代に、西施という美人がいました。この美人は、のちに呉の夫差という王様に寵愛された人ですが、まだ郷里の村にいた頃のことです。

   ある日、胸が痛んだので、家で眉をしかめておりました。ところが、それが日ごろにもまして美しく見えました。すると、それを見た村の醜婦たちは、眉をしかめると美しく見えるのだと思って、わが家に帰ると、自分たちも胸をかかえ眉をしかめて歩きまわりました。ところが、美しく見えるどころか、普段よりも醜く見えて、いや、もう、二目と見られぬ顔になりました。そこで、村の金持ちたちは、堅く門をしめて、一歩も外へ出ませんでした。また、貧乏人たちも、妻子を連れて、逃げ出しました。(参考:細田三喜夫『漢文故事小事典』研究社 1956年)

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