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2006年6月 8日 (木)

愛知県の明治の図書館

図書館雑誌第1号(明治40年10月号)による、全国図書館一覧表には、官立9、公立50、私立111、総計170館が記されている。そのうち愛知県下には公立1、私立2館、計3館が紹介されている。

公立の「海東郡立戦勝記念図書館」は明治28年創立の現・津島市立図書館と考えられる。図書館雑誌の記事によると「津島町立津島小学校内に設置せる海東郡立図書館を、海東郡立戦勝記念図書館と改称の旨、去る4月その筋へ開申せり」とある。

問題はあとの2館であるが、その後の所在が不明である。「西加茂郡教員組合会付属図書館」(私立)西加茂郡與母町、「私立日露戦争戦役記念黒川図書館」(私立)西加茂郡富貴下村下川口

残念ながら図書館雑誌の第1号には記載されることはできなかったが、愛知県にはその数年後3館の図書館が設立される。明治42年に常滑市、明治45年に豊橋市、岡崎市と合計4館の公立図書館があった。この時代の図書館は、有料制をとり館内閲覧を原則とした。参考までに明治45年の豊橋市立図書館の閲覧料を記す。

普通閲覧料 として1回券は2銭,10回券は12銭,30回券は30銭。特別閲覧券(館外貸出し)として1回券は5銭,10回券は30銭と定められた。当時の郵便料金は封書が3銭,葉書が1銭5厘であったから、この閲覧券の時価が理解できるであろう。

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