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2006年6月29日 (木)

竹の子に床板をはずす

    良寛は竹が好きだった。ある年のこと、庵の床下の地面に一本の竹の子が芽を出し、すくすくと育って床板に届くようになった。それを見つけた良寛は、すぐに床板を外して、成長していく竹の子を楽しんで見守っていた。やがてそれが天井を突くまでに伸びると、今度は天井板を破り、屋根まで壊して竹の成長を妨げないようにしてやった。雨が漏っても平気なものである。雪が吹き込む季節を迎えても、それを風流と受けとめて、庵に坐しながら、「大きくなった、大きくなった」と竹を愛で、夜には星をあおいで暮らしたという。

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