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2006年6月28日 (水)

小森和子とジェームズ・ディーン

   「映画の友」昭和31年9月号を読む。表紙はマリリン・モンロー。記事は淀川長治「エリア・カザンはじめてのシネマスコープ色彩映画 エデンの東」を紹介。しかしこの時まだ淀川は試写を見ていない。

    小森和子の「このところお賑やかな新入生教室   その名を覚えるのが困難なほど新型ぞくぞくと登場、さて、貴方の最新型のごひいきは誰?」という記事がそそられる。「実生活ではいろいろとお差支えも生じましょうが、映画の上でなら浮気もお好きな放題、どうぞご迷惑も税金のかかりようもありません。そこで、うだるような今日このごろのつれづれに、居ながらにして多情仏心の楽しさわ味わうのも鎖夏の一策。今月は私も夏休みをいただいてせめてそのご案内役なとつとめましょう。ここにご紹介します面々は、いずれも近き将来にスターダムにのしあがらんとする新人たち」「ところでうち見たところ、ズバ抜けた美男美女といえるほどの人はいませんね。しかし、みなそれぞれにひとくせもあり、心惹くものを持っています。これがいわゆる個性的魅力というものではないでしょうか」といい、先ずトップがなんと、アーネスト・ボーグナインだ。(ただし写真なし)アルド・レイ、ウィリアム・キャンベル、ベン・クーパー、ラス・タンブリンとつづいて、ジェームズ・ディーンが登場する。「まだ本もの(映画で)にはお目にかかりませんが興味シンシンなのはエデンの東のジェームズ・ディーン。前評判は二代目マーロン・ブロンドとのことですがモンティ・クリフト的なものが感じられます。5尺10寸に155ポンドというきゃしゃな体つきとなにか物憂そうな眼つきがそう想わせるのでしょうか。早くから母を失いインディアナ州フェアモントの叔父の農場で育ったというこの若者には今からいとおしさが感じられてなりません」小森のおばちゃは、すでに映画を見ずして、ジミーに「ビビビ・・・」と感じたのだ。

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映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

おはようございます。
映画は面白いですね。見るのが大好きです。頑張って下さい。今日のお昼は、「さくら」の再放送の第123回と第124回を見ます。

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